グッドデザイン賞を取ったJALの新型機に乗る
バイイングのため飛行機の旅〜。
国内線なのに、国際線のように、TVがウィーンと天井から出て来て!私以外の乗客の皆さんも、テレビあるよー!へー!と、ざわざわ。
丁寧に、国際線のように、ローカルタイム表示も。国内移動は、同じ時間だがしかし、なんだか贅沢。
シートは、薄型になった分、座席数が確保できる、且、座り心地は革のソフト感に包まれて気持ちいい。座席数確保されたからといって全方向からの圧迫感は全くナシ。
気持ち良いし、バイヤーの務めを果たした疲れから、離陸前からフラフラふわふわの私。隣には、カップルが旅行のワクワク話に花を咲かせています。
ブランケットをもらって、ミノムシのようにかぶって、いざ、爆睡へ!
すると、乗務員さんが私にトントンと、合図しました。「お席あちらの開いてる所へ移られてください」と三列空きの座席へ誘導してくれました。
ふぁ、優しい。
頼んでないのに、優しい。
ありがとうございます、と、ミノムシはそそくさと移動し、いざ、爆睡へ!
離陸し、上空でZ(zzz)を並べていると、
後ろから、私の座席を、
ドンドンドンドン!!!!
と激しく揺らす謎の振動で、目が覚めました。
小さな男の子。
4歳くらいでしょうか。
美人なお母さんと、美人なお友達の3人旅でしょうか。とても楽しそうにおしゃべりしているのは、冬眠に入る前に覚えていたのですが。
男の子〜。
テーブルを激しく上下に揺らし、テンションMAX。楽しそう♩うん。そうだね、楽しいね、よし、ここは私の睡眠技術で、気にしないで眠ろう…。
ドンドンドンドン!!!!
ドンドンドンドン!!!!
ふぇぇ、無理だよぉぉぉ。
たまらず、座席の隙間から、美人なお母さんに、「すみません、ドンドン前に振動が…」
「あ!すみません!」
美人なお友達とおしゃべりに花が咲いて気付いていなかった模様。
やっと落ち着いた…。
寝よ…………。
と、思ったのもつかの間。
「おっぱい!!!」
???
おっぱい!おっぱい!おっぱいいい!!!
…男の子が必ずと言っていい程経験する、卑猥?な言葉を注意されてもいいたい時期。
美人なお母さんが必死に止めても、やめません。
はは。可愛いな。
これは仕方がない。
ZzzzZzzzZ
ガタガタガタガタ
今度は大きな揺れ。
んまあ飛行機は揺れるもんですよね、当たり前当たり前。
zzzZzzzZzzzZzzz
もう、爆睡冬眠は出来ずにいたので、レム状態の中、男の子とお母さんの会話が聞こえます。
男の子が揺れに気付いて、
「ゆれてる!」と言いました。
そして、続けて、大きな声で、
「おっぱい、ゆれてる!」
wwww
それを聞いた、周りの乗客もクスクス。
慌てて、お母さんが止めに入りますが、火に油。
その後、男の子が寝るまでそれは続きました。
奇跡の言葉の組み合わせw
男の子、やんちゃですな。おぬしやるな!
あー、面白かったw
それにしても、
空の旅はいつも終始、爆睡が習慣な私は、飲み物サービスは利用出来ないパターンが常なのですが、今回の乗務員さんは、私が一瞬ミノムシ状態で目を開けた瞬間に目の前に立っていて、
すかさずと言っていい程、優しい声で
「お飲物はいかがでしょうか?」
と、気を使ってくれたり、
また、一瞬目をあけた瞬間に、
「室内の温度は大丈夫でしょうか?」
と、気にしてくれたり、
なんだか、Jクラスに乗っている気分で、幸せでした。
乗務員さん素敵だな。
笑顔が美しく、気品高くて、旅の癒しでする。
てか、もしかして、
フラフラで毛布を全身に身にまとった、口を開けてヨダレ垂らしながら寝ている、ゲッソリ目の下クマの私は病人に思われて心配してくれていたのかも。
それでも、ありがとうございます。