現代版ロミオとジュリエット
最近は時間に追われて、中々昔のように映画を見られずにいるのですが、映画は大好きです。
回数でNO.1を決めるなら、もうどれも、これには勝てない。
数十回以上は観た「現代版ロミオとジュリエット」
ちょうど私の青春時代真っ盛りに制作されたのが、まさに運命の出会いでした。
それに、ちょうど(?)レオナルド・ディカプリオこと、レオ様が人生で一番美しく光放ってセクシーだった頃。完璧なお姿。
この奇跡的な相乗効果のおかげで、観賞する度に、アドレナリンが増量していくはめになり、危うく観賞回数3ケタ行く所で、身内(弟)がドン引きしてくれて思い留まる事が出来ました。弟、ドン引きしてくれてありがとう。危ない人になるところだったよ。それ程観ました。
今考えると不思議ですが、あの頃は、まだYouTubeもなかったし、Facebookもあるわけないし、LINEとか全く存在しない時代だったので、良さを共有することなく、記憶のSNSに保管する良き時代でした。だからなのか、記憶の中でも強く印象に残っている感じがします。共有している記憶は、預けっぱなしOK状態なので忘れても大丈夫!思い出させてくれるから!…ありがたいのやら。それでいいのか記憶。とも思いますが、いや、ありがたいです、うんうん。
Best of ロミオとジュリエット
劇中に流れるtalk show hostは、radiohead(レディオヘッド)の傑作とも言われていますが、影像、世界観、出演者と完璧にベストマッチング!いつみても、その切なさ、儚さにうるうる…。
絶望的な感情に、さらに追い打ちをかけてくれます。
それがまたすごく良い!
最高です。
音楽が最高。
それだけに留まらず、役柄を勤める俳優の方々のみなさん全員の個性が立っていて、生々しくて、湿っぽくて、それでいて、完全におしゃれな世界を作り上げているところも素敵です。
また、影像効果の面では光と影の表現がとても綺麗で、衣装や小物の細部までもが役の魅力を引き出すように作られていて、制作に対する愛を感じられずにはいられません。
影像も出演者も音楽も演出も、全てがおしゃれでカッコ良い。
ストーリーは、シェイクスピアの名作ロミオとジュリエットに忠実に添っていて、切な過ぎるラストですが、そのラストだから、より美しい。
大人になっていくと、ロミオとジュリエットのような、衝動的で攻撃的で直感的で感情的な恋って自然としなくなっちゃいます。
もしそんな素敵な恋してたら、生活していく上で色々大変だもんなぁ…。
ましてや、そんなお相手と結婚したら、毎日心臓持つかな…。
ゴミ捨てとか頼めないだろうな…。
寝顔もきれいにキメないと…。
メイク落とせない…(素顔自信な…)
現実って残酷〜。
それに、今じゃ窓にはしご駆けて愛を囁かなくても、LINEで一発。
ジュリエット「ロミオはどうしてロミオなの(怒マーク)(しょんぼりマーク)」
ロミオ「(ごめんねスタンプ)」
ロミオ「君の小鳥になりたいな♡」
ジュリエット「可愛がり過ぎてヤっちゃうぞ♡」
ロミオ「おやすみ♡」
ジュリエット「おやすみ♡」
ロミオ「おやすみ♡」
ジュリエット「おやすみ♡」
ロミオ「朝までおやすみ言い続けちゃおっかな♡」ジュリエット「(ラブラブスタンプ)」
…軽い、軽過ぎて、せめて手紙にしない?って提案しちゃいそうです。
↑もしもLINEだったらバージョンに引用しました名言の本物は、実際は相当美しいです。
情熱的な恋をするには文明機器は要らないのかもしれないです。
大人になってみると教訓も変わる。シビアな方に。ドキドキするのも色んな努力が必要なんだよ!という教えの声が聞こえます。
そんな!現実には有り得ないドキドキが散りばめられてる現実が、ロミオとジュリエットにはある。あって良かった。
とっても素敵で大好きな映画。